料理とワインの相性を合わせることで、香りや味が互いに引き立て合い、より美味しくなること。結婚を意味するマリアージュとも表現します。弊社在籍のソムリエと唎酒師が料理一品一品に合わせたワインや日本酒をご提案致します。和食とワイン(日本酒)のマリアージュを是非お楽しみくださいませ。
その季節。山陰で採れたとれた海の幸・山の幸本来のおいしさを、調理の段階からはもちろん、日本酒やワインとあわせることで引き立つ味わいや旨味を、ぜひ一度ご堪能ください。
夕食のはじまりから終わりまで、ご提供するお料理に合うお酒について語り合います。ソムリエが調理師を兼ね、調理師がソムリエを兼ねる夕食スタイルだからこそできるスタイルです。
当館には団体旅行旅館にあるような宴会場やコンベンションをご用意しておりません。旅館でなく、あえて旅館でなくRYOKANと表記し、同じ会席でも、お酒をプラスして料理の素材本来の美味しさを引き出す、そんな旧来の定義の旅館でないご夕食をご用意したいと考えております。
品種 | シャルドネ |
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原産地 | 島根県雲南市⽊次町 |
特徴 | 柑橘類やハーブの香りと、7ヶ月の樽熟成からくる樽由来の香り。心地よい酸とほのかな渋みもバランスよく調和した辛口白ワイン。 |
原産地 | 島根県安来市 吉⽥酒造 |
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特徴 | 佐⾹錦の爽やかな酸味と改良雄町の⽶の深い味わいがバランスよい。鑑評会優等賞連続受賞。 |
原産地 | 島根県出雲市今市町 旭日酒造 |
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特徴 | 出雲大社の御神酒"八千矛"を造る蔵。流麗な印象で素直な旨み。 佐香錦精米歩合55% |
原産地 | 鳥取県西伯郡伯耆町丸山 久米桜酒造 |
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特徴 | 荒い磨きながら雑味無し。柑橘を思わせる酸味・甘みと米の滋味が特徴。 鳥取旭精米歩合81% |
原産地 | 島根県邑智郡邑南町 玉櫻酒造 |
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特徴 | 雪深い山郷で兄弟で造る地酒。香ばしい熟成香と豊かなボディ。 改良雄町精米歩合70% |
原産地 | ⿃取県東伯郡琴浦町浦安 ⼤⾕酒造 |
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特徴 | ⿃取県きっての⼈気蔵原料⽶ ⼭⽥錦・⽟栄50%精⽶、使⽤酵⺟協会9号 |
【プロフィール】
1965年 生まれ
1987年 調理師免許 取得
1998年 入社
2016年 SSI認定唎酒師 ANSA認定ソムリエ 取得
2018年 ㈳日本ソムリエ協会認定ソムリエ 取得
⾼校卒業後、⿃⽻の⽼舗旅館「⼾⽥家」を⽪切りに正統な⽇本料理を基礎から⾝に付ける為、料亭、ホテル等⻄⽇本を中⼼に修⾏を積む。
平成11年皆⽣温泉松⽉リニューアルオープンの際、料理⻑として招かれ以降20年勤務。
1,000以上の旅館ホテルが参加した朝ごはんフェスティバル(R) 2015で全国大会準優勝の実績を持つ。その後ソムリエと唎酒師両方の資格を取得。皆⽣游⽉には計画初期段階より参加し、福元社長の⽬指す次世代の旅館のカタチを具現化するために⽇夜、取り組んでいる。
「⼭陰、⽶⼦の地は豊かな⾃然に恵まれ全国的に通じる名産、特産品が多数あります。これらの⾷材を深く知り、新しい切り⼝でかつてないものに挑戦しています。料理にお客様が求めるもの、期待されるものにお応えすることはもちろんですが、少し先を⾏った驚きや感動をして頂く為に重要なアイテムとしてお酒、ワインがありペアリング、マリアージュが⽣まれます。これらを念頭に⼊れ、お献⽴を考えています。とはいえ、⽇本料理の要諦として『持味を活かす』という⾔葉がございます。この点だけは、ぶれる事の無いよう真⼼を込めお作りしています。」
【プロフィール】
1980年 生まれ
2004年 調理師免許 取得
2008年 入社
2016年 リッツカールトン大阪入社
2019年 再入社
2023年 SSI認定唎酒師 ANSA認定ソムリエ 取得
皆生温泉の老舗旅館からリッツカールトン大阪【花筐】を経て、皆生游月の料理長就任。会席料理を中心に幅広い経験を培い、ワインや日本酒、焼酎にも合う和食とのペアリングを提供する。
【料理提供へのこだわり】
山陰には境港をはじめとした数多くの漁港があり、日本海の厳選された鮮魚が手に入ります。食材を大事に育てて下さる農園、日本酒の酒蔵・葡萄園も数多くあり、ここ皆生游月でのお料理に華を添えて頂いております。山陰の豊かな食の恵みを、味わいや盛り付けにこだわり、ご満足いただけるお料理へと姿を変え、目でもお楽しみいただける日本料理を目指しております。また、素材は特定の産地にこだわらず、その時期に最高の物を全国各地より仕入れ、年間を通じて季節に合わせたお料理をご提供できるよう心掛けております。日本料理の伝統である「五味・五色・五法」にのっとった会席料理と、それぞれのお料理に合わせたお酒のマリアージュを皆様の五感で感じて頂きたいです。
【プロフィール】
1977年 生まれ
2007年 入社
2017年 ㈳日本ソムリエ協会認定ソムリエ 取得
2018年 SSI認定唎酒師 取得
【食事を提供する際のこだわり】
私はまず、お食事・飲料は全般的に非常に嗜好性が強いものであることを念頭に置いて提供をしています。よってお客様への洞察力がとても大切なことであると考えております。ちょっとした会話・行動などから嗜好を把握し、要求される前に提案・提供できるようなサービスを目標としています。また、お食事・飲料を的確に提供できるようにも心がけています。特に温度には細心の注意を払っています。ほんの少しの温度帯の変化で、感じる香り・味覚が変化することを理解した上で、その食材・飲料にとってベストな温度で提供できるよう常々意識しながら提供しています。そして食材・飲料の幅広い知識が求められることも意識しておく必要があります。産地・旬・製造方法・そのものにまつわるストーリー等の情報を日々確認・アップデートし、それらをお客様の必要なタイミングで楽しく提供できるよう努める必要があると考えています。特に地産の食材・飲料についてはストーリーを絡めてお話させて頂く事でそのものの魅力を引き上げる効果があることを理解しておく必要があると考えています。
【プロフィール】
1987年 生まれ
2008年 調理師免許 取得
2015年 入社
2018年 SSI認定唎酒師 取得
2018年 ㈳日本ソムリエ協会認定ソムリエ 取得
【提供する際のこだわり】
自分が日常心がけていることは3つあります。まず1つ目は丁寧さです。いくら忙しくて雑な盛り付けになっては本末転倒になるので、丁寧な仕事を心がけています。盛り付けの位置や器の向きなどに気を配っており、そんな些細なことがとても重要だと考えます。なぜ重要かと言いますと、些細なことから「気づき」が生まれ、サービス向上に繋がるからだと思っています。
次に2つ目はタイミングです。つまり間です。料理を出す間が良ければとても居心地が良い空間と思ってもらえるはずです。遅くても早くてもダメなのです。
そして3つ目は、温度です。温かいものは暖かいうちに、冷めたいものは冷たいうちに提供する。なぜなら、温度帯で感じる印象が変わってくるからです。特にワインや日本酒などと合わせる時はさらに気をつけています。その理由はワインの「香り」と合わせて食事を楽しんでいただきたい。そんな気持ちで料理を作っています。
【プロフィール】
2000年 生まれ
2019年 入社
2021年 全日本ソムリエ連盟(ANSA)認定ソムリエ 取得
【提供する際のこだわり】
私が御食事・飲料を提供する際、特にこだわっている事が二つあります。
まず一つはタイミングです。温かい物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちに提供する。お客様のシーンに沿うよう絶妙なタイミングで提供することこそ、最高のサービスだと考えております。その上で提供する物が最高の状態、且つ一番美味しくお客様に召し上がり頂くタイミングを、日々考えながらご用意しております。
二つめは、お酒とお料理の合わせ方です。温度により繊細に変わるお酒の味わいや香味と四季折々の旬のお料理を合わせた時、お客様に感動して頂けることがマリアージュの真髄だと思っております。「和食とワイン」が織り成すマリアージュの可能性を感じて頂くためにはお客様のニーズを把握し、柔軟にお応え出来るだけの知識を貪欲に学ぶことが必要だと常々感じております。人によって味の感じ方は千差万別ですが、ひとりひとりのお客様に合ったお酒をご用意出来る様日々励み、特別なお時間として、思い出に残るように努めて参ります。
【プロフィール】
1972年 生まれ
1996年 入社
1999年 海色・湯の宿 松月 新築
2012年 代表取締役 就任
2016年 SSI認定唎酒師 ANSA認定ソムリエ 取得
2016年 ㈳日本ソムリエ協会認定ソムリエ 取得
2019年 皆生游月 新築
大学卒業後、新聞社勤務を経て旅館を継ぐ。旅館の修業を数年し、1999年、27歳の時に木造の古い建物から新築に旅館を建替える。当時からインターネット時代到来を見据え、対応する旅館づくりに取り組む。新築後も顧客要求に合わせて順次旅館の改装を重ねる。改装で積み重ねた知見の結晶として、新たなスタイルのRYOKAN、皆生游月を令和元年新築グランドオープンする。
【料理提供へのこだわり】
日本料理/和食は「お出し」を基本にした、食材の持ち味を生かしながら器と共に季節感を楽しむ、繊細で美しい料理です。お出しを基本にした日本料理と、米由来の旨味を含む日本酒との相性は当然ながら抜群のため、日本料理を作る過程でお酒との相性はあまり考える必要はありませんでした。
翻って西洋料理におけるワインの位置づけは、男女の結婚マリアージュと喩えられるように、料理はワインを飲んではじめて味覚的に完成します。言い換えれば、ペアリングが前提の料理、とも言えます。料理とワインがそれぞれ引き立て合い、相乗効果で一層美味しくなります。
私は何年も前から西洋料理でのペアリングに魅せられ、新しく建設する新しいスタイルの旅館には、このペアリングをテーマにした日本料理こそふさわしいと考えました。
旨味がベースの日本料理でも、料理を作る段階から五味(甘味、酸味、塩味、苦味、旨味)を考えて作れば、渋みや酸味のあるワインと合わせることができるのではないか。そしてペアリングにより、より一層日本料理が引き立つのではないか。そのように考え、弊社幹部ととも研鑽を積み、試作を繰り返してまいりました。
ソムリエと唎酒師資格を持ち、料理コンテスト全国準優勝の総料理長自らが、ワインとも相性の良い新しいスタイルの日本料理を考えます。是非お試しください。
ペアリング/マリアージュは味覚や嗅覚だけではなく、五感全てで感じるものではないかと思います。料理と飲み物だけでなく、食事場所のしつらえ、そこから見える景色、雰囲気などが引き立て合い相乗効果を生みます。新しい旅館を建設するにあたり、ペアリングと共に「海を一望するダイニング・レストラン」の景色や雰囲気にもこだわりました。是非このダイニング・レストランで弊社の自慢のソムリエ・利酒師が提案する新しいスタイルの日本料理をお楽しみください。
乾杯のスパークリング(シャンパーニュ等)を含み、50mlのペアリンググラスで5〜7杯合計約350ml分のワイン・⽇本酒で、ご⼣⾷をお楽しみいただきます。
※未成年(20歳未満)の⽅には、ペアリング代⾦5,500円分(税込)引かせていただき通常会席とさせていただきます。